
現照山 蓮華寺 書院・庫裡 新築工事
浜松市の街中に位置するため、
準防火地域になり、建物の大きさから
準耐火構造を要求され、鉄骨造2階建ての
書院と庫裡になった。設計では鉄骨材は使われて
無いように配し、見える柱、床、天井、壁などの
仕上げ材は全て無垢材とした。
寺の奥庭に池があり、自然石で積み上げた
だけの池でコンクリ-トやモルタルで底盤や
隙間を埋めてある池ではなかった。新築する建物に
かかってくるため、縮小しなければならず、
池にいた鯉を一時、専門業者にあずかってもらい
改修工事をすることになった。監督、職人さんの悪戦苦闘の末、
無事改修工事も終わり、預かってもらっていた鯉たちが
戻って来て、元気に泳ぐ姿を見て一安心したことを
今でも鮮明に思い出します。
みずみちを知り尽くした先人たちの知識と技術に
改めて敬服いたします。
竣工年月 | 平成17年12月 落慶 |
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建物概要 | 鉄骨造2階建て |
延べ床面積 | 593.70㎡ |
施工会社 | 株式会社 杉浦組 |